三条市の小さな鍛冶屋
増田切出工場は昭和初期に開業し、現棟梁の増田健は二代目となります。木彫や大工の道具である切出小刀を手作業で作り続けて70年が経ちました。新しい材料や機械の登場によって、刃物作りの現場は変革してきましたが、増田切出工場では今も当時と変わらぬ鍛造による製法にこだわり続けています。いくつもの工程を経て鍛えられた打ち刃物は、他の刃物よりも切れ味が長く続きます。経験による勘と技術、そして先人の素晴らしい知恵を持って、今日も槌を下ろしています。
職人紹介
増田健
1947年生 / 新潟県指定 伝統工芸士
増田吉秀
1976年生 / 金型製造会社勤務後、2017年入工